心理教育のコツ~自尊心を育む・正確な情報提供~
Adherence Therapyのマニュアルを少しずつ読むシリーズです。
PROCESS SKILLS
- Working collaboratively
- Set a clear agenda
- Emphasise personal choice and responsibility
- Enhanced self-efficacy
- Build self-esteem
- Safety
今日はBuild self-esteemとSafetyをやっつけてしまします。
これ、6つ挙げなきゃいけないから無理やり付け足したのかな?
まず、Build self-esteemですが、直訳しても何言ってるのかよくわからないですね。
「健康維持のために薬を服用することの重要性は、自尊心の低さによって損なわれることがある。自尊心を高めることが、投薬の個人的な関連性を高めるために必要になることがある。自尊心の低さと無力感は、自己効力感の低さの根底にある。正確な共感と特定の目標に向かって小さなステップを踏むことは、患者の自尊心を育み、サポートするのに役立つかもしれない。」
よくわからないですね。飛ばしちゃいます。すいません。
次はSafety。
こちらも直訳で。
「このアプローチの目的は、患者が自分の治療について十分な情報に基づき、意思決定できるようにすることである。例えば、うつ病の患者が投薬を中止したり、糖尿病の患者がインスリンを中止したりと、人々は安全でない、生命を脅かすような決断をすることもある。専門家は正確な情報を提供する責任があります。」
Adherence Therapyの元になっている動機づけ面接は直面化や説得をやめて、聞き返しや是認や自律性の強調などに置き換える方法です。
情報提供をすることは説得のニュアンスを帯びるので、少し動機づけ面接を知っている人は、専門家として情報提供をすることを躊躇してしまうことがあるかもしれません。
しかし、ここで言う治療者、面接者の人はその道の専門家なので、患者さんの利益になる情報、不利益を避けるために必要な情報は躊躇なく提供しなくてはなりません。
重要なのは押しつけがましくない態度で正確な情報提供を行う方法ということになります。
次回の同じシリーズの中で紹介することになるかもしれません。