精神科OTのブログ(仮)

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精神科の作業療法士が知見や考えをシェアしています。

最近の楽しみ

先日、職場内での動機づけ面接ミニ勉強会の日でした。

 

私にとってはトレーナーとしての経験を積むためのチャンスでもあり、毎回、準備段階からとても楽しみにしています。

 

集まってくれるのは皆ベテランの同僚の人たち、貴重な時間をどう有効に使うかいつも考えています。

 

また、当たり前ですが、学習段階も、動機づけ面接を勉強する動機の高さも一人一人違っています。

 

それらをモニターしながら、参加者の満足度ができるだけ高まるように、次回も来たいと思ってもらえるようにしていきたいと思っています。

 

今回の構成は、

・先日まで取り組んだ事例の報告(良い変化がもたらされた!)

・初心者の人が面接者となり、通常の面接とマニュアルに沿った動機づけ面接の2通りをリアルプレイ&録音

・録音を聞きながら皆でコード化

・2つの面接の違いについてディスカッション

・今後の学習の展開について相談

という流れでした。

 

今回私にとって良かったことは、今後の学習の展開について方向性を確認できたことです。

 

皆さん、自分が担当する難しい患者さん、変化に抵抗する患者さんへの対応に突破口を見出したい、そのために動機づけ面接が役立つなら使いたい、その点が共通しているということが再確認できました。

 

私はついつい動機づけ面接がどのような面接なのかを教え込もうとしてしまいますが、それは教科書にも書いてあることだし、どのような捉え方をするかは個人の自由です。

 

それよりも、ニーズに合わせて具体的なスキルを提示し、体験していく、患者さんへの対応にも使ってみてもらう、ということが当面の方針になりそうです。

 

トレーナーの役割は、参加者が自ら学ぶ動機を高め、学習のサイクルが回るように援助していくこと、とも言えそうです。

 

私自身、楽しみながら修行を続けていこうと思います